「iPhoneで使える海外SIMはどれ?」
「携帯会社のまま使うのと、eSIMを買うのと、どっちが安い?」
iPhoneで海外旅行に行く人向けに、Appleの公式の案内と、韓国・台湾・タイ・アメリカで5日間使ったときの料金で比べました。
- iPhone XS以降なら、SIMカードではなくeSIMがおすすめ。日本の番号を残したまま、旅行用の回線を足せる
- 日本で買ったiPhone 17・iPhone Air以降はeSIM専用で、海外のSIMカードは入らない
- 携帯会社のローミングは5日間で3,980〜4,900円(追加料金がかかる場合)。eSIMなら918〜1,860円ほどで済む
- 迷ったらSaily。5日間の無制限プランは韓国・タイ・アメリカでいちばん安く、地図やSNSが中心なら3GBプラン(約1,422円)で足りる(Sailyの料金を公式サイトで見る。当サイトのクーポンが自動で入ります)
料金は10月21日時点です。Sailyは米ドル建てで、円は1ドル=158円で計算した目安です。
iPhoneで海外SIMは使える?SIMカードとeSIMはどっち?
Appleは、海外旅行ではeSIMを使うと、SIMカードを入れ替えたり持ち歩いたりする必要がなく、紛失や盗難のときも安全だと案内しています(Apple公式)。
| 項目 | 内容 | 補足 |
|---|---|---|
| eSIMが使える機種 | iPhone XS・XS Max・XR以降 | SIMロックがかかっていないことが条件 |
| 同時に使えるeSIM | 2つ(日本の番号用と旅行用) | SIMトレイがある機種は、SIMカードとeSIMの組み合わせも可 |
| 日本で買ったeSIM専用モデル | iPhone Air、iPhone 17・17 Pro・17 Pro Max・17e、iPhone 18 Pro・18 Pro Max | SIMカードは入らない |
| 旅行用eSIMだけを使うとき | FaceTimeとiMessageは日本の回線で使える | データ通信は旅行用eSIM |
| iOS 26以降 | 到着すると旅行用eSIMをオンにする案内が出て、帰国すると自動でオフ | 動作は国や地域によって異なる |
日本で買ったiPhone 17・iPhone Air以降は、そもそもSIMカードが入りません。
SIMカードを選ぶ理由が残るのは、eSIMに対応していない古いiPhoneを使う場合と、現地の電話番号で通話したい場合くらいです。
SIMロックがかかっていないか確かめる
- 「設定」→「一般」→「情報」を開く
- 「SIMロック」の横に「SIMロックなし」と出ていれば使える
2021年10月以降に日本の携帯会社で買ったiPhoneは、原則としてSIMロックがかかっていません。
携帯会社のローミングとeSIM、どっちが安い?
いつものiPhoneのまま、携帯会社の海外ローミングを使う方法もあります。
韓国・台湾・タイ・アメリカで5日間使った場合の料金は次のとおりです。
| 携帯会社 | 5日間の料金 | 条件 |
|---|---|---|
| ドコモ(世界そのままギガ) | 3,980円 | 日本で契約しているデータ量を使う。ドコモ MAX・ドコモ ポイ活 MAX・ahamoは申し込みなしで使える |
| au(au海外放題) | 4,000円 (事前予約・1日800円) | 予約なしは1日1,200円。対象の料金プランなら毎月15日分まで無料 |
| ソフトバンク | 韓国・台湾・タイ 4,900円 (1日980円) アメリカ 追加料金なし | アメリカは「アメリカ放題」。ペイトク2・テイガク無制限はどの国も追加料金なし |
| 楽天モバイル | 月2GBまで追加料金なし | 超えると最大128kbps。1GBあたり500円で追加できる |
追加料金がかかる場合は5日間で3,980〜4,900円で、海外eSIMなら同じ5日間を918〜1,860円ほどで済ませられます。
一方で、次の人は携帯会社のままでも追加料金がかからないので、eSIMを買う必要はあまりありません。
- ソフトバンクでアメリカ(本土・ハワイなど)へ行く人
- ソフトバンクのペイトク2・テイガク無制限、ドコモ MAX、auの対象プランの人
- 楽天モバイルで、使う量が月2GBまでの人
料金や条件はプランで変わるので、出発前に契約中のプランの案内を確かめてください(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)。
iPhoneで使える海外eSIMの料金(5日間・4か国)
どのeSIMも、eSIMに対応したiPhoneなら使えます。
同じ「無制限」でも中身が違うので、表の「条件」もあわせて見てください。
韓国
| サービス | 5日間の料金 | 条件 |
|---|---|---|
| Saily(無制限) | 18.99ドル (約3,005円) | 1日5GBまで速度制限なし、その後は最大1Mbps |
| Saily(3GB) | 8.99ドル (約1,422円) | 30日間有効の3GB |
| トリファ(無制限) | 1日856円 (5日で4,280円) | 日本円で払える国産アプリ |
| トリファ(3GB) | 1日372円 (5日で1,860円) | 3GBプラン |
| Holafly(無制限) | 3,290円 | データ量の上限なし(使いすぎると最大1日、速度が落ちることがある)。テザリングは1日1GBまで |
| Voye(1日1GBまで高速) | 918円 | 1日1GBを超えるとその日は低速(毎日リセット) |
韓国の3日・4日・7日の料金や、韓国の電話番号が要る場面は「韓国eSIMのおすすめは?」でまとめています。
台湾
| サービス | 5日間の料金 | 条件 |
|---|---|---|
| Saily(無制限) | 21.99ドル (約3,479円) | 1日5GBまで速度制限なし、その後は最大1Mbps |
| Saily(3GB) | 8.99ドル (約1,422円) | 30日間有効の3GB |
| トリファ(無制限) | 1日856円 (5日で4,280円) | 日本円で払える国産アプリ |
| トリファ(3GB) | 1日372円 (5日で1,860円) | 3GBプラン |
| Holafly(無制限) | 3,390円 | データ量の上限なし(使いすぎると最大1日、速度が落ちることがある)。テザリングは1日1GBまで |
| Voye(1日1GBまで高速) | 918円 | 1日1GBを超えるとその日は低速(毎日リセット) |
台湾の3日・4日・7日の料金や、実名登録が要るかどうかは「台湾eSIMのおすすめは?」でまとめています。
タイ
| サービス | 5日間の料金 | 条件 |
|---|---|---|
| Saily(無制限) | 14.99ドル (約2,372円) | 1日5GBまで速度制限なし、その後は最大1Mbps |
| Saily(3GB) | 5.99ドル (約948円) | 30日間有効の3GB |
| トリファ(無制限) | 1日856円 (5日で4,280円) | 日本円で払える国産アプリ |
| トリファ(3GB) | 1日372円 (5日で1,860円) | 3GBプラン |
| Holafly(無制限) | 3,290円 | データ量の上限なし(使いすぎると最大1日、速度が落ちることがある)。テザリングは1日1GBまで |
| Voye(1日1GBまで高速) | 918円 | 1日1GBを超えるとその日は低速(毎日リセット) |
アメリカ
| サービス | 5日間の料金 | 条件 |
|---|---|---|
| Saily(無制限) | 17.99ドル (約2,846円) | 1日5GBまで速度制限なし、その後は最大1Mbps |
| Saily(3GB) | 8.99ドル (約1,422円) | 30日間有効の3GB |
| トリファ(無制限) | 1日856円 (5日で4,280円) | 日本円で払える国産アプリ |
| トリファ(3GB) | 1日372円 (5日で1,860円) | 3GBプラン |
| Holafly(無制限) | 3,290円 | データ量の上限なし(使いすぎると最大1日、速度が落ちることがある)。テザリングは1日1GBまで |
| Voye(1日1GBまで高速) | 961円 | 1日1GBを超えるとその日は低速(毎日リセット) |
中国へ行く人は、eSIMでもLINEやGoogleにそのままではつながりません。
使い方の違いと出発前の準備は「中国旅行のeSIM、LINEやGoogleは使える?」でまとめています。
5日間の無制限で比べると、韓国・タイ・アメリカはSaily、台湾はHolaflyがいちばん安くなっています。
5日以外の日数や中国の料金は、「海外eSIMの料金比較」で行き先と日数を選ぶと、安い順に並びます。
使う量が少ないなら、Sailyの3GB(約1,422円)とトリファの3GB(5日で1,860円)が候補です。
Voyeは1日に高速で使える量を選ぶ方式で、選んだ量を超えるとその日は遅くなります。
iPhoneで使うならSailyがおすすめの理由
- 5日間の無制限プランが、韓国・タイ・アメリカでほかの会社より安い
- 1GB・3GB・5GB・10GB・20GBのプランがあり、使う量に合わせて選べる
- iPhoneにアプリを入れ、案内に従うだけでeSIMの追加まで進められる
- 1つのeSIMをほかの国でも使え、次の旅行は行き先を足すだけ
- 24時間のチャットサポートがあり、購入額の一部がSailyクレジットで戻る
目的地に着くと、プランが自動で有効になります。
料金とプランの詳細は「Saily eSIMの評判と料金プラン」でまとめています。
料金は米ドルで表示されます。
ほかのeSIMが向いている人
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 日本円で払いたい・日本語のアプリがいい | トリファ | 日本の会社のアプリで、日本円で支払える |
| とにかく安く、1日1GBで足りる | Voye | 5日間918円〜(1日1GBまで高速) |
| データ量を気にせず使いたい | Holafly | データ量の上限なし(テザリングは1日1GBまで) |
| 2〜3日だけ使いたい | SkyeSiM | 1日単位で買える |
eSIMは何日前に買う?いつ設定する?
出発の数日前までに買い、日本のWi-Fiにつないだ状態でiPhoneへの追加まで済ませておくのが安心です。
現地で設定しようとすると、設定に必要なネット接続がなくて詰まることがあります。
買ってすぐに使い始めるわけではありません。
Sailyは購入から180日以内(台湾は30日以内)に有効になり、トリファは購入日から3か月がeSIMの有効期限です。
Sailyは、目的地に着いた時点でプランが自動で有効になります。
iPhoneで海外eSIMを設定する手順
出発前:eSIMを追加する
- eSIMのアプリ(Sailyなど)や購入時の案内に従って、iPhoneにeSIMを追加する
- 追加した回線に「旅行用」など分かりやすい名前を付けておく
到着後:旅行用のeSIMをオンにする
- iOS 26以降は、到着すると「旅行用のeSIMをオンにする」の案内が出るので、タップして使い方を選ぶ
- 案内が出ないときは「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」で旅行用の回線を選ぶ
旅行用のeSIMだけを使っていても、FaceTimeとiMessageは日本の回線で使えます。
帰国後:日本の回線に戻す
iOS 26以降は、帰国すると旅行用のeSIMが自動でオフになり、日本の回線に戻ります。
戻らないときは「設定」→「モバイル通信」で、日本の回線の「この回線をオンにする」がオンになっているかを確かめます。
手順はAppleの「海外旅行中にiPhoneでeSIMを使う」にもとづいています。
高額請求を防ぐ設定
eSIMを使っていても、日本の回線でデータ通信をすると、携帯会社のローミング料金がかかることがあります。
- 「設定」→「モバイル通信」→「モバイルデータ通信」を旅行用の回線にしておく
- 「モバイルデータ通信の切り替えを許可」をオフにして、日本の回線に自動で切り替わらないようにする
- 日本の回線を使わないなら、日本の回線の「データローミング」をオフにする
iPhoneで海外eSIMがつながらないときは
次の順に試し、そのつどコントロールセンターで回線名が表示されるかを確かめます(Apple公式の手順)。
- 機内モードをオンにしてからオフにする
- 「設定」→「モバイル通信」で旅行用の回線をいったんオフにして、オンに戻す
- 旅行用の回線の「データローミング」がオンになっているか確かめる
- iPhoneを再起動する
- 「設定」→「一般」→「情報」で、通信事業者の設定のアップデートが出ていれば入れる
それでもつながらないときは、eSIMの会社のサポートに問い合わせます(Apple公式:iPhoneでeSIMを設定できない場合)。
iPhoneで海外SIMカードを使う場合
SIMトレイがあるiPhone(日本で買ったものはiPhone 16シリーズ以前)なら、海外のSIMカードも使えます。
- SIMロックがかかっていないことを確かめる
- 電源を切ってSIMトレイを取り出し、日本のSIMカードと入れ替える(日本のSIMは旅行中なくさないように保管)
- つながらないときは、SIMカードの説明書にあるAPN(接続先)の設定をする
入れ替えの手間と、日本のSIMをなくす心配があるので、eSIMに対応したiPhoneならeSIMのほうが手軽です。
データ容量の目安
地図・検索・LINEが中心なら、1日あたり200〜300MBが目安です。
| 滞在日数 | 目安 | 使い方 |
|---|---|---|
| 3日 | 1GB | 地図・検索・LINE |
| 1週間 | 3GB | 上記+写真の共有 |
| 2週間 | 5GB | 上記+動画を少し |
| 1か月 | 10〜20GB | 動画視聴・テザリング込み |
ホテルのWi-Fiが使えるかどうかで大きく変わります。
足りなければアプリから買い足せるので、迷ったら小さめから始めるほうが無駄がありません。
よくある質問
iPhone 17で海外のSIMカードは使える?
日本で買ったiPhone 17・17 Pro・17 Pro Max・17e、iPhone Air、iPhone 18 Pro・18 Pro MaxはeSIM専用なので、SIMカードは入りません。
海外ではeSIMを使います。
海外eSIMを使っても日本の電話番号は残る?
eSIMだとLINEが使えないのはなぜ?
LINEはデータ通信で動くので、旅行用のeSIMでもそのまま使えます。
使えないときは、「モバイルデータ通信」が旅行用の回線になっているか、その回線の「データローミング」がオンかを確かめてください。
海外eSIMでテザリングはできる?
会社によって違います。
Holaflyは1日1GBまで共有できます。
ほかの会社は、各社の案内を確かめてください。
eSIMはやめたほうがいいと言われるのはなぜ?
現地で設定しようとして詰まる、データ専用と知らずに買う、という失敗が多いためです。
出発前に日本で設定まで済ませれば避けられます。
「無制限」なら本当に使い放題?
会社によって違います。
Sailyは1日5GBまで速度制限なし(その後は最大1Mbps)、Holaflyはデータ量の上限がなく、使いすぎると最大1日速度が落ちることがあり(テザリングは1日1GBまで)、Voyeは選んだ量を超えるとその日は低速です。
まとめ
iPhone XS以降ならeSIMが使え、日本で買ったiPhone 17・iPhone Air以降はeSIM専用です。
携帯会社のローミングは5日間で3,980〜4,900円なので、追加料金なしのプランでなければ海外eSIMのほうが安く済みます。
韓国・タイ・アメリカで無制限に使うならSaily、使う量が少ないならSailyの3GBプランで足ります。
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